オーステナイト系ステンレス鋼は窒化をすると耐食性や非磁性が低下しますが、TORINITE-S処理は、10~15μmのS相(≧800HV)を生成し、耐食性や非磁性が低下しません。イオン窒化処理での類似処理は、ありますが、ガス窒化による同処理は量産性に優れています。
TORISOFT-G処理は、浸炭硬化層をコントロールして焼入れするため、溶接しても割れが発生しません。
従来、溶接箇所は浸炭防止剤を塗布することにより硬化を阻止していましたが、その必要がなくコストダウンが出来ます。
更に精度を上げた、TORISOFT-D処理もラインナップに加わりました。
真空焼入れであっても、熱応力や変態応力による歪は避けられません。
TORISOFT-V処理は、高い次元での歪低減処理を実現しました。対象部品に合わせたTORISOFT-Vをラインアップしています。
TORIQUENCH-N処理は、炭素に替わり窒素によるマルテンサイトを生成する新しい焼入れ法です。
浸炭浸窒焼入れと同等の硬化層深さと窒化処理に迫る低歪処理を実現しました。