緊急時訓練 2014/7/19
とりねつでは毎年10種類以上の緊急時の訓練を実施していますが、今日は半日間をその訓練に当てて活動しました。
職員には訓練の内容は知らされていませんでしたが、緊急事態の発生の場内放送により集合場所に集合です。
人員確認班のリーダーに指名された救護班が、予め事故に遭った人を設定して集合できなかった人の捜索し無事に救助して終了。
人員確認班の訓練中に並行して、浸硫窒化炉から有毒ガスが漏れたという想定でガス漏れ対応班が出動を開始しました。
リーダーが、防毒マスクを装着して有毒ガスボンベの元バルブを閉めに行く人、立ち入り禁止場所を見張る人等を指名して訓練を開始。
無事にガス漏れを遮断することが出来ましたが想定外の事態も発生しました。
休憩を挟んで次は第一工場の油層付近から出火したとの放送で、初期消火のために各職員が消火器をもって消火活動に参加しました。
しかし火災が収まらず、専務理事の指示で庶務係が消防車を要請しました。地区の消防団長に消防署の職員になってもらい電話対応も本番さながらでした。
そして緊急車両対応班が出動して、交通整理をしながら消防車に見立て敷地外から走行してきた7台のトラックや自家用車を2か所の入り口から敷地内に誘導し訓練を無事終了。
各訓練が終了するたびに意見交換をし庶務係がそれをホワイトボードに書き留めました。迷うような事案は専務理事とリーダーがミーティングをして現時点の解決策を決定しました。
最後に食堂に集合し、専務理事が訓練全体の感想や共通のポイントを説明した後、各緊急時のリーダーがまとめのコメントや迷うような事案の対策を発表しました。
この後全員でお弁当を頂きながら、色んな出来事に会話も弾みました。
この様に実践形式の訓練をすることにより不備な点が見つかったり、新たな問題点が発見されたりして、更に充実した対策に改善できました。
本当に活動する緊急事態が無いことを望みますが、とりねつでは今後も「いざ!」という時に備えて訓練を重ねていきたいと思います。