今年も米子工業高校の機械科1名、環境エネルギー科3名の2年生がとりねつにインターンシップに来てくれ、3日間の企業体験をしました。
最初は座学でとりねつの紹介や安全教育を終えたのちに、2班に分かれて各部署を1.5~2時間程度のローテーションで、真空、浸炭、高周波、窒化、出荷の職場で仕事の説明受けたり、見学や作業の手伝いをしました。最終日には、火花試験や金属顕微鏡組織観察なども勉強しました。
質疑応答では「何故、熱処理をすると強度が上がるのですか」「職員の1/3が米工出身と聞きましたが他はどこの高校ですか」「とりねつの人の年収はいくらくらいですか」などの質問や実習の感想を述べてくれました。
最後に書いてもらった感想文の中には以下のような内容が多くありました。
「最初は緊張していて、特に初日の自己紹介はすごく緊張した」
「工場の人は怖いイメージだったけど、みんな優しかった」
「会社名は聞いたことはあったが、何をしている会社かは知らなかったが、身近なものにも熱処理がしてあることが分かった」
「高周波で800℃くらいの温度から一気に水で冷やすと硬さが高くなることを教わった」
「浸炭では一緒に作業をしながら、優しく話しかけてもらって嬉しかった」
「出荷で新聞紙やプチプチで梱包する作業が楽しかった」
「仕事以外の話もたくさんしてもらえて嬉しかった」
「火花試験で炭素量により枝の数が多くなったり、モリブデンやクロムで火花の形が違うことが分かった」
「お客様の製品のロットを箱や番号札で管理されていることを知った」
「とりねつの人はみんな良い人だから、仕事も楽しくできると思う」
最後に4人とも「3日間、ご指導をありがとうございました。これからもお仕事を頑張ってください」という内容で結ばれていました。
3日間作業を手伝ってくれたインターンシップ生たちが、将来、希望の仕事に就いて活躍されることを職員一同で祈っています。