新年度方針説明会　2024/4/27

　今年度も前年度のマネジメントレビューを受けて、恒例の新年度方針説明会が開催されました。開会の挨拶の中で馬田専務から「先日発表のあった第3回熱処理コンテストの結果は、3年連続の表彰台は逃したものの Team Torinetsu は大企業の強豪がひしめく中で第8位と健闘しました」と紹介がありました。

　

　最初に2023年度ISO目標の結果を3室長が発表しました。先ず、金田安全衛生室長が安全衛生目標5項目のすべてが達成されたことを報告しました。ワーク・ライフ・バランスの取組みが進んでいることや安全衛生不適合情報の結果の詳細についての説明もありました。
　次に小森環境室長が、環境目標3項目がすべて達成されたと報告しました。更に、環境不適合ポイントの推移、電力量、LPG使用量の処理重量原単位の推移、廃棄物とリサイクル率の変化、コピー用紙、上水道の使用量などとともに説明をしました。
　続いて吉岡品質保証室長が、6項目の目標の内、1項目に於いて1サークルが未達成であったが他の全サークルでは目標が達成できたとの報告でした。更に顧客満足度の詳細や不適合ポイントの推移を資料に基づいて説明があり、受験者数の目標は熱処理技能士の他、金属材料試験士、QC検定試験の全てが合格(一部は見込み)との報告でした。
　最後に生田管理責任者が、共通目標の5項目についての達成状況の解説がありました。修繕費、消耗品費の金額目標は目標金額を若干、上回ってしまって未達成となったが前年度から大幅に削減できたことやサークルの開催率は高い水準であったことの紹介がありました。

　

　

　続いて、2023年度の提案賞の発表があり、田原係長の提案｢P社の協定単価見直し｣がBEST提案賞に輝きました。森脇理事長から賞金が手渡れ、田原係長からこの提案が業務の省力化についていかに効果があったかの説明がありました。

　

　次に馬田専務から「2023年度の決算内容と2024年度の目標」の説明がありました。2023年度の月別の売上を熱処理別や顧客地域別のグラフや売上、経費と利益の推移を示すとともに、今回は現在のグラフ化したバランス・シートを示してとりねつの資産や資金の解説がありました。そして最後に2024年度の売上と利益の目標値が示されました。
　それを受けて、生田管理責任者から、最初に過去5年の加工料収入に対する電気・ガスのエネルギーの対比と労働生産性の解説がありました。加工料収入に対する時間外を含む全職員の労働時間から割り出した1時間当たりの売上を過去5年、前年度の四半期毎を示しての説明がありました。最後に今年度のISOの安全衛生、環境、品質の具体的な活動に対する数値目標を発表し、この目標値の達成は結果として中期経営計画の「とりねつの将来のなりたい姿」達成につながるので全職員で頑張りましょうとコミットがありました。

　

　新年度方針説明会の終了にあたり、森脇理事長から挨拶がありました。とりねつはISOの目標を上手く使って展開していてその達成率が素晴らしいこと、設備の修繕も出来るだけ自社でやろうとしていること、自己資本比率が極めて高い優良状態にあること、熱処理コンテストの好成績が示すように技術力に定評があることなどを例に出しての感想があり、2024年度も決してものづくりの状況は良くない中、とりねつの強みを活かして頑張って欲しいと激励の言葉がありました。

　とりねつは2024年度も労使一丸となって、お客様のニーズに応えられるように精進してまいります。