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トピックスとりねつの出来事

日本熱処理技術協会様、(株)アイシン様がとりねつ視察 2023/11/29

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熱処理技術協会中部支部主催の「熱処理コンテスト」と「ねつ・が~る」のご縁で、今年も日本熱処理技術協会から渡邊副会長、杉山専務理事を、株式会社アイシン岡崎工場からは大林様、長谷様、藤井様、新垣様、衣川様をお迎えすることができました。
「熱処理コンテスト」とは昨年から始まった熱処理技術を競うことと交流を図る目的で開始されたイベントです。また「ねつ・が~る」は熱処理業界で活躍する女性を認定する制度で、とりねつの提嶋係長が昨年の9月に「ねつ・が~る」No.004として認定していただきました。本日はNo.005の新垣様、No.008の衣川様を迎えて、現在11名の「ねつ・が~る」のうちの3名が集うことになりました。
最初に杉山専務理事から先日、横浜で開催された熱処理国際会議IFHTSEの様子を映像を通してご説明していただきました。日本熱処理技術協会創立60周年の記念大会でもあり、日本での開催は2008年の神戸大会以来とのことでした。
次に「とりねつマネジメントシステムを現地で学ぶ」と銘打ってご来場いただいたことを受け、専務理事馬田が「とりねつマネジメントシステム」の概要を解説し、工場長生田がどのように実践されているかを工場の案内を通じて説明をさせて頂きました。

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続いてもご指名により、高周波窒化係長提嶋が「国家技能検定“特級”取得の秘伝」をタリーズコーヒーに通い詰めて猛勉強をしたことをユーモアを交えて、続いて「熱コン#2の取組み及び解説」を TEAM TORINTSU のリーダー福江がPPTで説明させて頂きました。全てのプレゼンに対して、沢山のご質問やご意見を頂戴してディスカッションの機会となりました。
アイシン様からは藤井様が「連続真空浸炭炉の煤付着の対策」や「マイルド浸炭の高周波加熱コイルの煤付着の対策」、新垣様が「洗浄装置のヒータに関する省電力/CO2削減」、衣川様が「雷雲襲来時の浸炭熱処理の待機方法の確立」などの改善活動のご発表をして頂き、業務改善や経費削減などの問題解決に取り組む意識の高さを知ることができました。
大林様からは2回の「熱処理コンテスト」における各社の工夫やその結果の解説に続き、「(株)アイシンの歴史」や「現在開発中の急冷方法」の取組みなどのご説明いただき、顧客の要求には必ず応えるという強い信念に基づいて新技術の開発に取り組んでこられた大林様自身の姿勢や体験を交えて解説して頂きました。

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生産技術の他にも渡邊様からは、とりねつマネジメントシステムの多能工や教育についてのご質問があり、純技術、管理技術や福利厚生を含む様々なテーマに議論が白熱して、気が付けば予定を大幅に超過し、その続きは懇親会会場へと持ち越されることになり、有意義な時間を共有しながら夜は更けていきました。