社外研修会は、とりねつのお客様や関連産業の企業を訪問することで、職員が他社の技術や管理などを学ぶ機会として実施しています。今年度は、株式会社寺方工作所様と株式会社明治製作所様を訪問しました。
午前中に訪問した寺方工作所様では、寺方社長に会社紹介、製品紹介をしていただき、とりねつで熱処理をする製品が何のための部品であるかを知ることができました。工場見学は2班に分かれて金型製作や製品の製造ラインを詳しく案内をしていただきました。見学時には、整理・整頓・清掃がしっかり行われていることや検査の勘所などの見える化、DXの取組など、充実した管理を実施/推進されていることも良く分かりました。また、高い技術力に加え、設備や検査機器も最新のものを導入され、精度の高い製品を造り出せる理由が理解できました。
午後に訪問した明治製作所様でも、齋木社長が会社の紹介や製品の紹介をして下さいました。工場見学では敷地内の長い坂を上って、金型工場から案内をしていただきました。熱処理工場から鍛造工場に移り、迫力のあるハンマーやプレスによる造形を少し恐怖心をもちながら見学しました。次に鍛造前の材料切断や素材の加熱、熱処理設備を経由して戻ってきて、質疑応答の時間をとっていただき、こちらからの質問に丁寧に回答してもらったり、逆にご質問をいただいたりと技術交流ができました。特に改善提案については、一人当たり年間、100件に達する状況を継続していることをご説明いただき、高い生産性を維持できる底力を垣間見た気も致しました。
昼食は清水案で名物の“もちシャブ”を堪能し、旅行気分とともに懇親も深めることができました。
今回の社外研修会では、両社ともとてもご丁寧な対応を頂き、職員一同はお客様の製造工程を知るだけではなく、お客様への対応、福利厚生、技能伝承、5Sなどもとても勉強になりました。
両社にお礼を述べるととともに、益々のご発展を心よりお祈りいたします。