この度、当組合の吉岡幸一郎技術課長を、2021年度鳥取県高度熟練技能者(とっとりマイスター)に認定していただきました。

11月10日に鳥取県立図書館において、平井知事から直々に認定証を授与していただきました。

これでとりねつのとっとりマイスターは６人目となり、高い技能を保有する事業所としての栄に浴することになりました。

 

　

 

 技術課長吉岡幸一郎さんは、2002年に金属熱処理２級技能試験に合格後、2006年に１級技能試験に、2012年には特級技能試験に合格して、とりねつの特級技能士の一人として業務に活躍しています。

製造課長時代は、熱処理歪の低減や歪矯正において、卓越した技能によりとりねつの顧客満足に貢献しているところです。

今回、認定の際に特に注目されたのは、各種鋼材の金属顕微鏡の判定技能です。

鋼の金属熱処理組織の中には、フェライト、オーステナイト、マルテンサイト、パーライト、トゥルースタイトやソルバイトなどのほか、それらの混合組織が存在しています。

更には、炭化物や非金属介在物などがあり、鋼材の種類も含めてその判定には極めて高度な技能が要求されます。

吉岡さんは、これらの技術が卓越していると認められ今回、認定の運びとなりました。

 

 

 その他に高度熟練技能者認定事業所の認定プレートと、更には技能検定協力事業所としても表彰していただき、この日はトリプル受賞となりました。

この度の認定に携わられた県職員の皆様には深く感謝を申し上げます。

 

 

 

 とりねつは今後も、これらの認定に恥じない熱処理技能を追求してまいります。