倉吉東校の「地元の有する世界に誇る『資源』を探求することによって、地元に対する敬意と愛着を育て『グローバル』な視野を持ち、世界、日本あるいは地元に貢献する意欲を持った生徒を育成する」、「山陰地方の歴史、文化、最先端の研究技術の良さと強みを理解する」という二つの目的の『グローカル』事業に賛同し、同校の2年4組の生徒20名の視察を受け入れさせていただくことになりました。
多目的ハウスの研修室で金属熱処理の目的やとりねつの技術やイベントなどを説明した後、2班に分かれて工場見学を実施しました。初めて見る設備や熱処理依頼品を興味深く見学してくれました。
工場見学を終えて研修室に戻ると、生徒たちはたくさん質問をしてくれました。
「とりねつの独自技術を教えてください」
「人事考課の具体的な方法を教えてください」
「高校生と大学生の能力差や教育方法の違いはありますか?」
「とりねつのロゴマークの意味を教えてください」
「役職で呼ばないのはなぜですか?」
「男性が多いようですが女性と能力に差はありますか?」
「事務職と技術職で教育方法は違いますか?」
「社員旅行を毎年しているそうですが今までどこに行きましたか?」
などなど、沢山の質問をもらい可能な限り丁寧に回答をさせていただきました。
この事業は、生徒たちがリーダーとしての自覚を持ち、将来与えられた立場で、自らのアイデンティティーを意識しながら『グローバル』な視点を持って活躍できることを狙いとしていて、学術クラス(難関大学を目指す)生徒の学びの活性化を図るとともに論理的思考力、判断力、表現力を高めたいという考えだそうです。
彼らは2年後には鳥取県を離れて各大学に進学し、それぞれにキャンパスライフを満喫しながら多くのことを学びます。その知識を是非鳥取県に持ち帰って来て企業(社会)のために活かしてもらいたいと思います。
皆さんの将来が明るく希望に満ちているものであると同時に、この地域で世界を相手に活躍されることをとりねつの職員一同でお祈りしています。