とりねつでは、毎年「講演会」を開催をしています。
今年は『古事記おじさん』こと多羅尾整治氏を講師にお招きし『神話のふるさと山陰』と題して講演をいただきました。
多羅尾氏は本業のビジネスホテル経営の傍ら古事記を研究してこられました。
そして古事記ゆかりの地域を隈なく回って過去の謂れを更に詳しく調べてこられました。
著書には「山陰の古事記謎解き旅ガイド」や「古事記外伝-イズモ・クロニクル-」などがあります。
講演では人類の発祥、日本の起源や人の渡来から始って、古事記が編纂された頃の日本について詳しく講演して頂きました。
古事記の半分近い話がここ山陰の事で書かれており、当時の日本の中心は山陰であったと確信できる証拠が地名や風習の中に今も残っているとの事です。
古代出雲王国に思いを馳せながら聴き入ってしまい、気が付けば二時間の講演がアッと言う間に経過していました。
講演の後、多羅尾氏の著書を書店で買い求めた人が何人もいました。
このご講演を聴き、とりねつはこの神話のふるさと山陰で、山陰ゆかりの鉄に関わる
仕事が出来ることを誇りに感じながら、熱処理技術を極めていきたいと心を新たにしました。
多羅尾様、貴重なご講演を有難うございました。